受験記録

【Untimed test】

①Test by Ivan Ivec

Test Name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
Einplex	1st: 2016/7/29 2nd: 2016/8/30	24/30 26/30	150(Final norm) 159(Final norm)
Daster	1st: 2016/9/8 2nd: 2016/10/20	15/25 15/25	157.5(2nd norm) 157.5(2nd norm)
Numerus Light	1st: 2016/9/17 2nd: 2016/10/9	25/30 25/30	151(Final norm) 151(Final norm)
Simtollect	1st: 2017/2/5	31/40	153.5(3rd norm)
LSHR Light	1st: 2017/3/2 2nd: 2017/5/4	23/30 23/30	170(Final norm) 170(Final norm)
WIC2014	1st: 2017/3/21	30/36	154(2nd norm)

☆追記・備考

・2016/10/12　EinplexのFinal normが公開されました。私のスコア24/30はIQ150となります。

・2016/10/16　Dasterの2nd normが公開されました。私のスコア15/25はIQ157.5となります。

・2018/01/02　Simtollectの3rd normが公開されました。私のスコア31/40はIQ153.5となります。

②Test by Nikolaos Soulios

Test Name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
Mach	1st: 2017/2/8	25/30	168(2nd norm)
Lexiq	1st: 2017/2/18	29/30	172(3rd norm)

☆追記・備考

・2017/02/12　Nikolaos氏は採点業務をしばらくやめていたのですが、最近になって再開したということで提出してみました。サイトは再開しないとのこと。
・2017/09/02　サイトは再開していませんが、IQexams.netにてVOIDというAssociations形式の言語系ハイレンジテスト(時間制限なし)を公開しています。
・2017/11/16　VOIDがIQexmas.netのテスト一覧から削除されています。ページ自体は残っているのですがテストを削除したと理解しリンクを削除しました。
・2018/02/05　採点を中止したとの知らせが入ってきたので追記します。
・2019/02/15　いつ頃からかは未確認ですがMachの採点を幸田さんが引き継いだようです。
http://kanji-love.wixsite.com/high-range-iq-test/mach-test

③Test by Jonathan Wai

Test Name	Date scored	raw score	IQ(σ16)
SLSE2	1st: 2017/2/21	10/30	155(1st norm)

④Test by Naoki Kouda

Test Name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
MachⅡ	1st: 2017/3/22 2nd: 2017/3/26	17/30 21/30	159(1st norm) 168(1st norm)
GAIA	1st: 2017/7/13	41/46(Weighted)	167(3rd norm)

☆追記・備考

・2017/05/09　MachⅡの1st normが発表されました。私のスコア17/30はIQ159となります。
・2017/09/13　GAIAの1st normが発表されました。私のスコア41/46はIQ170となります。
・2019/02/15　GAIAの2nd normが出ていました。私のraw scoreに対応するIQ値に変更はありません。
・2019/10/06　GAIAのIQ値を3rd normのものに修正しました。

⑤Test by James Dorsey

Test name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
AdSub	1st: 2017/4/2 2nd: 2017/4/13	19/20 20/20	164(First Norm) 177(First Norm)
Diamond Psi Test	1st: 2017/4/2 2nd: 2017/4/13	1/10 0/10	N/A N/A
OASIS	1st: 2017/4/2	15/15	168(First Norm)

☆追記・備考

・2017/04/14　Diamond Psi Testは超能力のテストなのでIQテストではありませんが、一応記録として書いています。ちなみこの種のテストはいくつかあり、Paul CooijmansのTest for E.S.P.やJason BettsのPsiQxなどがその例です。気軽に取り組めるので提出の練習としてやってみるのも良いかもしれません。
・2017/04/16　AdSubとOASISのEstimated normが発表されていました。私のスコアAdSub 19/20とOASIS 15/15はそれぞれ162、168となります。 受験者がまだ少ないせいか、少なくとも私のスコアに関してはかなり甘めな印象です。
・2017/04/20　OASISのPreliminary Norm Iが発表されました。13/15に対応するIQ値が164から163に変わった以外は変更はありません。
・2017/05/26　AdSubのPreliminary Norm Iが発表されました。私のスコアである19/20および20/20に対応する換算値に変更はありませんが、1/20～18/20に対応する換算値はEstimated normに比べ高くなっています。
・2017/08/6　OASISのPreliminary Norm II が発表されました。私のraw scoreに対応する値に変更はありません。
・2018/01/15　AdSubのPreliminary Norm II が発表されました。私のraw scoreに対応する値に変更はありません。
・2018/01/22　OASISのFirst Normが発表されました。私のraw scoreに対応する値に変更はありません。
・2019/02/15　AdSubの1st normが2018年11月半ばに発表されていたようです。私のraw scoreに対応するIQ値が162→164、172→177となっています。もともと緩めでしたがさすがにどうかと思ってしまう。

⑥Test by Daniel Fourie

Test Name	Date Scored	raw score	IQ(σ15)
Numericore	1st: 2017/4/27	11/14	135(1st norm)

⑦Test by Xavier Jouve

Test Name	Date Scored	raw score	IQ(σ15)
JCTI	1st: 2017/7/16	?	136(信頼区間129-139)

☆追記・備考

・2017/07/16　Xavier Jouve氏は心理学者であり、彼の作成したテストの一つであるJCTIには2000人近くの受験者がいます（以下のリンク先参照）。この種のテストの中では最もスコアの信頼性が高いものと言えるでしょう。年齢補正もあるようです。時間制限はありませんがブラウザ上でしか受験できず、最後の問題を解答してしまうと戻れなくなるので注意してください。パソコンからの受験を推奨します。

http://www.cogn-iq.org/pdf/jcti/brochure.pdf

⑧Test by Theodosis Prousalis

Test Name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
VCAA	1st: 2017/10/29	37/40	164(3rd norm)
VGT-F	1st: 2017/12/28	36/40	167(2nd norm)
IVRC 2018	1st: 2018/3/5	37/40	168(Preliminary norm)

☆追記・備考

・2017/11/17　IVRC 2017の1st normが発表されました。私のスコア37/40はIQ168となります。
・2017/12/16　IVRC 2017の2nd normが発表されました。私のスコア37/40に対応する換算値に変更はありません。
・2018/02/01　IVRC 2017が終了し、テスト名がVCAAへと変更されました。最終結果はこちらのページで見ることが出来ます。また、VCAAの3rd normが発表されました。私のスコア37/40はIQ164となります。
・2019/02/15　IVRC2018が終了していました。ランキングおよびテストはすでになくなってしまっています。

⑨Test by Jason Betts

Test Name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
Asterix	1st: 2019/6/11	12/16	163(Final norm)

・2019/10/06　標準偏差の表記が間違っていたので修正しました（16→15）。





【Timed test】

①IQexams.net by Hans Sjöberg, Henrik Nilheim and more

IQ値は最新版のnormに準じますが、手動で更新していますので常に最新のnormによる値であるとは限りません。現在は受験できないものも含まれています。

Test name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
Logica Stella	1st: 2016/10/23 2nd: 2016/12/1 3rd: 2017/1/16	24/30 26/30 27/30	153 159 163
HUMANIQ	1st: 2016/10/23 2nd: 2016/11/18 3rd: 2017/1/17	21/22 21/22 21/22	140 140 140
DOMESTIQ	1st: 2016/10/23 2nd: 2016/12/1	18/30  17/30	151 147
ROTOR	1st: 2016/10/26 2nd: 2017/1/12 3rd: 2017/1/28	21/26  25/26  25/26	152 166 166
LABCUB	1st: 2016/10/26 2nd: 2016/11/18	18/26  21/26	143 160
SBM26	1st: 2016/10/26 2nd: 2017/1/12	20/26 22/26	144 148
TETR-IQ	1st: 2016/10/26 2nd: 2017/1/12	20/30 22/30	158 163
Logica Rapido	1st:2016/10/26 2nd: 2016/12/1 3rd: 2017/1/16	19/28 23/28 24/28	143 157 160
NUMDOT	1st: 2016/11/15 2nd: 2016/11/18 3rd: 2017/1/16	23/34 27/34 26/34	141 156 152
SVERIQ	1st: 2016/11/15 2nd: 2016/11/18	28/30 28/30	164 164
PMA-32_2E	1st: 2016/11/17 2nd: 2017/1/13	21/32 22/32	153 157
Cube	1st: 2016/11/17 2nd: 2017/1/12	23/27 23/27	164 164
Star Cluster	1st: 2016/11/17 2nd: 2017/1/12	23/28 24/28	165  168
numiQQ	1st: 2016/12/1 2nd: 2016/12/1	21/22  22/22	148    150+
iQQma	1st: 2016/12/12 2nd: 2016/12/12	20/22 22/22	141 145
EXE38	1st: 2016/12/30 2nd: 2017/1/17	35/38 36/38	153 156
TERO41	1st: 2017/1/10 2nd: 2017/1/13	31/41 35/41	150 160
ArithmetIQ(2版)	1st: 2017/1/28	23/30	152
ArithmetIQ(3版)	1st: 2017/2/1 2nd: 2017/2/6	25/30 26/30	156 159
SVERIQma	1st: 2017/2/3 2nd: 2017/2/6 3rd: 2017/5/22	27/30 27/30 28/30	164 164 166
NOZD	1st: 2017/2/23	43/45	151
SPAT48	1st: 2017/2/28	39/48	142
URAN	1st: 2017/3/7	36/42	157
MEMNUM	1st: 2017/3/15	19/20	135+
RADIUS32	1st: 2017/5/2	22/32	153
Katapult	1st: 2017/5/22	20/22	139
Last of Logics	1st: 2017/5/22	16/24	138
Cambridge Rotations	1st: 2017/5/30	39/41	142
New Numbers	1st: 2017/9/2	15/22	151
Diameter	1st: 2017/9/2	25/31	158
High Range Reasoning Test	1st: 2017/9/2	27/38	155

☆追記・備考

・2017/4/17　iqnavi.netは有料プランを開始しiqexams.netへと移動しました。詳しくはこちらをご覧ください。
・2019/6/11　最新のnormに基づいて更新を行いました。変更箇所は以下のとおりです。

SBM26 1st 140→144、2nd 150→148
Logica Rapido 1st 132→143、2nd 140→157、3rd 142→160
NUMDOT 1st 137→141、2nd 155→156、3rd 150→152
Star Cluster 1st 167→165、2nd 172→168
TERO41 1st 152→150、2nd 変化なし
NOZD 1st 157→151
Cambridge Rotations 1st 140→142
EXE38 1st 154+→153、2nd 157+→156
High Range Reasoning Test 1st 154→155

②Test by Randy Myers

Test name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
AIT	1st: 2015/6/26 2nd: 2015/8/6	14/25     21/25	134(1st norm) 155(1st norm)

☆追記・備考

・2017/2/12　現在は受けられないようです。

・2017/4/24　最近まで気づかなかったのですが、http://randymyers.me/iqtests.htmlへとテストが移動していました。時間制限のあるテストはBEGIN TESTをクリックするとすぐにテストが始まる仕様になっていますのでご注意ください。

③Test by Leela Papadioti & Nikolaos Soulios

Test name	Date scored	raw score	IQ(σ15)
FIQURE	1st: 2015/6/5	?	162

☆追記・備考

・2018/02/10　サイトが無くなってしまったようです。MENSA掲示板にFIQUREが受けられないという内容のスレッドが去年の12月28日に立っています。公式FBページも12月10日を最後に投稿していません。
・2018/03/05　復活した旨の投稿が公式FBページでされました。

基礎用語集

1.テストについて

High Range IQ Test : 高知能者向けに作られた実験的なIQテスト。

spatial : 図形系のテスト。

nimerical : 数列系のテスト。

verbal : 言語系のテスト。

σ(シグマ) : 標準偏差のこと。S.D.(standard deviation)とも言う。ハイレンジテストのIQ値表示では15・16がよく使われる。

submission : 提出のこと。

raw score : 正解数のこと。

norm : 正解数をIQ値に換算する表。

ceiling : テストの測定限界値。



2.主要な団体

World Intelligence Network : 2001年1月1日にEvangelos Katsioulisによって高度な認知能力を持つ人々の交流を支援するために創設された団体。WINとも略称される。

World Genius Directory : Jason Bettsによって創設・運営されている高知能者のランキングサイト。統一的なランキングサイトの元祖でもある。WAIS等の心理検査とハイレンジテストのスコアをそれぞれ一つずつ申請できる。

Genius of the Year : 2013年にWGDの創設者であるJason Bettsによって設けられた賞。年一度、WGDメンバーの投票によってアジア・ヨーロッパ・アメリカから一人ずつ選出される。受賞者にはトロフィーが贈られる。詳細はWGDのAwardsの項参照。

World Famous IQ Scores : Ivan Ivec氏によって創設・運営されているハイレンジテストのテスト別スコアランキングサイト。

World Highest IQ Scores : Mislav Predavec氏によって創設・運営されているハイレンジテストのテスト別スコアランキングサイト。

ハイレンジIQテストとは

ハイレンジIQテストとはその名の通り、極端に高いIQ値を測定するために作成された知能テストのことを言います(実はこの言い方は正確ではありません。最後に触れます)。日本ではまだ馴染みが無く、日本語で紹介されている例も殆ど無いので、この記事ではハイレンジIQテストがどのようなものか、受験方法や実際のテストなどを大雑把に紹介しようと思います。



1.特徴

ハイレンジテストの大きな特徴は

・インターネット上に問題が公開されている。
・時間制限が無い。

という2点です。
1点目については、Paul Cooijmansなどの例外はありますが、採点者が締め切らない限りネット上に公開されています。誰にでも受験資格があるわけです。
2点目の時間制限が無い、という点は不思議に思われるかもしれません。時間を掛ければ高得点を取れるのではないか、と。一度解いてみれば分かりますが、テストの難易度は高く、誰でも高得点を出せるものではありません。問題が公開されてから20年近く経っても満点が出ていないテストもあります。百聞は一見に如かず、ということで代表的なテストをみてみましょう。


【Titan Test】

製作者 : Ronald Hoeflin
公開 : 1990/4 Omni Magazine
問題数 : 48
測定レンジ : IQ120-190+(標準偏差16)　Norm(Normとはスコア換算表のこと)

コメント : ヒストグラムを見て下さい(normのページの中段に載っています)。これは1990年4月1日から9月1日までに受験した391人のスコア分布ですが、ネイティブにとってもかなり厳しいテストであることがお分かりいただけると思います。世界記録はRick Rosner 48/48。

【Logima Strictica 36】

製作者 : Robert Lato
公開 : 1999/4 Thoth(Glia Societyの会報)
問題数 : 36
測定レンジ : IQ120-190+ (標準偏差15) Norm

コメント : 現在の空間図形系テストの基準を作ったテスト。ハイレンジクラスタ間でも評判が高い。世界記録はMisalv Predavec  29/36。
 

【Logicaus Strictimanus 24】

製作者 : Robert Lato
公開 : 2000
問題数 : 24
測定レンジ : IQ120-190+ (標準偏差15) Norm

コメント : LS36の続編。こちらもMisalv Predavecが世界記録を持っています(17.5/24)。


【SLSE1】 

製作者 : Jonathan Wai
公開 : 2002
問題数 : 50
測定レンジ : このテストの最新のNormは消えてしまっているので(WaybackMachineにアーカイブがあります)、おそらくこっちのNormが使われていると思われます。このテストのスコアでランキングサイトや高知能団体に入会を申請する場合、管理者に問い合わせてください。

コメント : 数列系では最も受験者が多いテスト。スコアが伸びにくいテストとして知られます。世界記録はMislav PredavecとWen-Chin Suiの41/50。


【SLSE2】

製作者 : Jonathan Wai
公開 : 2004
問題数 : 30
測定レンジ : IQ128.8-200(sd16) Norm

コメント : SLSE1よりもさらに難しくデザインされたテスト。数列系では最高難度とも評されます。世界記録はWen-Chin Sui 22/30。


☆補足　世界記録についての参考資料

World Famous IQ Scores
World Highest IQ Scores
Mega Test IQ - Hmolpedia 　Example Test Takersの項参照。
Genius of the Year 2013-Rick Rosner


2.受験方法


☆流れ

上記の各サイトに説明がありますが、殆どの場合

①好きなだけ時間をかけて解く。
②受験料をペイパルで払い、メールで答案を提出する。
③スコアリポートが返ってくる。
④正答数をIQ値に換算する表であるNormを参照し、自分のIQ値が分かる。

といった流れになります。ペイパルのアカウントを持っていない方は取得しておくとよいでしょう。また、採点者によっては不正防止の観点から、パスポートなどのコピーの提出が求められます。


☆図形系テストの受験方法

図形系のテストは描画ソフトを使って解答を作成するか、手書きの答案をスキャンしてデータ化して答案をメールで送れる形式にします。USBがあればコンビニのマルチプリンタでもスキャンデータを取り込めます。


☆受験可能回数

テストによって受験可能回数が違うので表にしました。

・1回まで
Paul Cooijmans
Jason Betts

・制限なし
Jonathan Wai

・2回まで
その他殆どのテスト

後のエントリでも触れますがハイレンジテストのスコアで高知能団体に入会する場合、2回目までのスコアを認める、という団体がほとんどです。



3.有名な作問者のサイト

先ほどいくつかテストを紹介しましたが、他にも有名なサイトがたくさんあるのでいくつか紹介します。


・Ivan Ivec (http://www.ivec.ultimaiq.net/)

Ultima Societyなどの創設者でもあるIvec氏によるサイト。各テスト受験2回までがオフィシャルスコアとなります。3回まで受験可能ですがテストによって異なります。複数の解を提出できる(ただし解説をしなければいけない)のも特徴です。詳しくはtest taking infomationを参照ください。



・Jason Betts (http://psiq.org/lux/)

有名な超能力者(！)でありWorld Genius Directoryの創設者でもあるBetts氏によるサイト。言語系のテストが多め。各テスト1回しか受験できません。



・Paul Laurent (http://webs.ono.com/iqtests/)

スペインのLaurent氏によるサイト。無暗に測定限界を高くするのではなく、正確に測定しようという姿勢が感じられます。テストによって受験可能な回数が違いますので確認の上受験を。

※2016/8/21追記 IQテストサイト・IQnaviのメッセージボードへの書き込みによると、あと1・2ヶ月でサイトを畳んでしまうようです。現在取り組んでおられる方は早めに提出したほうが良いでしょう。

※2016/10/09追記 9/30からサイトに繋がらなくなっています。予告なども私が把握している範囲では無く、上記のメッセージボードへの書き込み以上の情報は無かったのでそういう情報があるという程度にしか捉えていなかったのですが、今日まで動きが無いのでひとまず記録しておきます。



・Nikolaos Soulios (http://highrangeiqtests.com/)

ここを見ている方なら知っているであろうFIQUREの作問者によるサイト。比較的最近公開されたテストですが受験者数は多く、人気がうかがえます。各テスト2回まで受験可能。

 ※2016/5/22追記　現在、Nikoloas氏のサイトは繋がらなくなっています。Verbal系のテストはTheodosis氏のサイトに移っていますがその他は終了したようです。FIQUREはまだ受験可能ですが、管理から外れたことを5/17日にFacebookに書き込んでいました。

※2016/6/26追記 Theodosis氏のサイトからVerbal系のテストが無くなっていました。同氏の主宰するIIC2016のランキング特典からNikolaos氏の名前が消えてしまっているので完全に終了したようです。

※2016/7/10追記 METIQの管理人である幸田氏とツイッターでやり取りをする機会があり、そこでNikolaos氏についての話題が出ました。以下がそのときのスクリーンショットです(関係の無い部分は編集しています。幸田氏からはやり取りを載せるにあたり許可をいただいています)。

訂正：✕「進めて」→〇「勧めて」

Nikolaos氏がライフスタイルの変化によって採点が出来なくなったためサイトをたたみ、その後幸田氏が移管を提案→Theodosis氏とNikolaos氏の間で連携が上手くいかず終了、というのが大体の経緯のようです。幸田氏は今もメールのやり取りをしているそうで、今後もしかすると別の場所で復活するかもしれません。

※2017/2/10追記 サイトは復活していませんが、採点業務を再開した模様です。私もMachを提出しました。



 4.ハイレンジテストの問題点

最後にハイレンジテストの問題点について簡単に触れて終わります。
 
1.　まず、これらのテストの多くは知能テストの専門家でない個人によって作成されています。 あくまで、思考力さえあれば解くことのできると作問者が考えた問題群をIQテストとしてパッケージングしているだけなのです。従って、WAISやCFITなどの心理検査によって測られるIQとは別物と考えるべきです。高度な思考力を測っているとは思われますが、科学的議論を経たものではないのです。

2.　また上記のサイトを見て頂ければわかりますが、受験者数が多いといわれるテストでもせいぜい数百人程度しか提出者がいません。これは

①それほど解けていない人は提出しない。
②そもそもそんなに知られていない。

のが要因かと思われます。サンプル数が不足しているので単純にIQ値としての信頼性も高くありません。



上記の理由により今のところIQの測定を目的とした受験はお勧めできませんが、問題自体はよく練られていて、また世界中の猛者たちとスコアを競う面白さもあります。問題を見て興味が湧いた方は是非チャレンジしてみてください。